セックスフレンド

高校の頃から、セックスフレンドとして付き合ってたコなんだけど、今度結婚するって。
親が勧めてきたお見合いを断れないって相談は受けてたんだけど、「へー、いいんじゃない?」なんて他人事で真剣に取り合ってなかったんだよね。
それから、しばらく連絡が全くなくて。
連絡来たと思ったら「結婚することになったから」って話で。
「結婚式に招待してくれるの?」って聞いたら「セックスフレンドを招待するわけないでしょ」って笑われた。
「そんな非常識な女じゃないもん。相手にも失礼だしさ」って。
あー、こうなるんだろうなって思ってた。
セフレの作り方
高校の時からセックスフレンドって言っても、彼女の家さ、割と格式高い家なんだよ。
だからか、何をするにも、ちょっとしたしぐさからでも、なんとなく気品みたいなものが感じられてたんだよね。
俺とは住む世界が違う、そんな感じ。
俺とずっとセックスフレンドでいたのも、どっちかと言うと、彼女自身が自分のそういう出生に対して反感を持ってたから、だったんじゃないのかな。
いい家柄とか、伝統とかそういうものに対する反抗、みたいな意味合い。
だけど、もともとの彼女ってそういう家で生まれた、そういう家でしつけられたお嬢様だったわけでさ。
所詮俺なんかとは違うんだよね。
それに彼女自身も高校の時とは考え方が変わってきてたんじゃないのかな。
どうあがいても、別の自分にはなれないってことに気付いたというべきか。
俺なんかとセックスフレンド関係でいて、自分をどんなに安売りしてもさ、そうじゃない自分の存在からは逃れられないもんじゃん。