神待ちアプリ

神待ちアプリを最初に使ったのは、台風の時だったんだよねー。
会社に来たものの、帰りヤバいかも!って。
さすがに上司も「今日はみんな早く帰ろう!」って。私の住んでるところ、微妙に田舎だからさ・・・昼のテレビの速報で運休してるってテロップが出てたの。
っていうか、私、今日帰れないじゃん!って思って、それで神待ちアプリに望みをかけたんだ・・・・。
だって、会社の人に泊めてくださいなんて恥ずかしくて言えないし!ホテルとかお金使うのもったいないし!
友達に連絡することも考えたけど、こんな突然で押しかけるなんて迷惑かけても平気な友達なんて一人もいやしないしさ。
それで、神待ちアプリで「台風で帰れません。誰か泊めて」って急いで書き込みしたの。
運が良ければ、夕方までに泊まる場所確保できるかもって思ったのね。
んでも、こういう時って人って非情になれる人はとことん非情になるよね。
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冷やかしばっかり!写メ送れとか言って来て、送ると「もっと可愛い子がいい」とか言われて、断られて・・・。
台風で困ってる人を助けようとは思ってないんだよね。ただ、困ってる人の中で一番可愛い子を助けて自分が得したいだけなの。
可愛い子だったらいいよ?こんな非常時じゃなくても、周りの人はみんな助けてくれるんだろうし!
何のために神待ちアプリだよ!って叫び出したくなるよね。
まぁ、神待ちアプリなんて災害時に活用するためのアプリじゃないのは確かなんだが・・・。
まぁ、結局、上司に事情話して、会社の休憩室で一晩過ごしたんだけどね・・・。
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